こんにちは!
今回の記事では、私個人の「ゼロからC1までのフランス語の学習の道のり」を具体事例としてご紹介したいと思います。
とある個人が、A1レベルからC1レベルまでどのようなステップで進んでいたのか概略を見ることで、みなさんのフランス語学習の参考になればと思います。
フランス語学習の道のり
私のフランス語学習の年表をCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の区分を参考に、3つの段階に分けてご紹介します。
・A1~A2レベル
・B1~B2レベル
・C1~C2レベル
A1、C1って何のこと?
という方は、下記の記事をご参考ください☺️
A1 初学者からA2 初級者レベルまで
高校の第二外国語選択でフランス語を履修
「いつかパリに行ってみたいな〜」くらいの理由でスタート!
初めて英語以外の言語の文化に触れる。
◼︎やったこと
・基本的な文法の勉強
2週間の姉妹校交流に参加 人生初の海外旅行フランスへ
3月11日の東日本大震災のわずか数日後に人生初の海外へ。
フランス語で意思疎通が全くできず、姉妹校でのフランス語の自己紹介で、
「私の名前はちあきです。パンが食べたいです。」しか言えず、恥ずかしい思いをする。
連日報道されている福島の様子を見るが、聞き取れる単語は「Fukushima」と「Japon」のみ。
日本にいるみんなが全員死んでしまうのではないかと思って、ホストファミリーの前で大泣き。
◼︎やったこと
・初めて海外で過ごす体験をする
・言語ができなくて、ひたすら恥ずかしい思い・悲しい思いをする
フランスの教会修繕ボランティアに参加
夏休みを利用して、フランスの小さな村 Lieuvillers にて、教会の壁の修復ボランティアに参加。
フランス、スペイン、イタリア、ロシア、トルコ、南アフリカ、イギリス、スロバキア、韓国からの参加者の計16名で
1ヶ月間、野外キャンプ生活をしながら、教会付近の建物の修復作業に参加。
◼︎やったこと
・共通語である英語でコミュニケーション
(フランス語は、フランス人のボランティアリーダー達と少し使った程度)
・フランスの小さな村での暮らしを体験
初級レベルでは、学んでは忘れ、学んでは忘れ… を、繰り返しました。
フランス語学習のモチベーションがあったわけでもなかったため、学習の歩みは「亀レベル」だったと思います。
人生初めての一人での海外旅行は、ボランティアでの渡仏。その頃には、片言ながらもフランス語で意思疎通ができるようになっていました。
ボランティア活動を終了し帰国。その後、フランスの大学への進学を決意します。
B1 中級者からB2 準上級者レベルまで
フランス大学留学を決意
フランスの大学への進学を決意。
栄養学を勉強しながら、大学入学の要件であるDelf B2に合格するために勉強。
◼︎やったこと
・Delf B2対策
・毎日必ず日記を書いてフランス人に添削してもらう(Lang-8という無料サイトを利用)
大学のフランス語授業を聴講
栄養学を学ぶ傍ら、大学のフランス語講座を聴講。
ラッキーなことに受講する学生が少なく、一番レベルの高いクラス「フランス語4」では、
聴講生の身分でありながら先生と私2人だけ!まさかのマンツーマン授業を享受。
◼︎やったこと
・聴講してもよいか先生に交渉
・授業前:文章の読み込み、シャドーイングをしスムーズに読めるようになるまで発音練習
・授業中:先生に発音を聴いてもらい矯正してもらう、記事に関して質疑応答
アヌシーへ 2ヶ月間語学学校に留学
色んな国留学生と一緒にフランス語を勉強。
Delf B2を取得。
◼︎やったこと
・語学学校の友人とお喋り
・Delf B2対策
栄養学科の講義と勉強の時間、大学の部活の時間、アルバイトの時間、それら以外は全てフランス語漬けの日々でした。
学習の歩みは「亀レベル」から「ウサギレベル」になったと思います。笑
フランス語が楽しくて仕方なくて、「勉強」というか、ほぼ「趣味・遊び」の感覚でした。
楽しめているところに、さらに幸運が重なります。
大学のフランス語授業の履修生が少なく、私は聴講生の身分でマンツーマンレッスンを享受することになります。
担当の先生は、一所懸命学ぼうとする私のリクエストに、いつも寛大に応えてくださいました。(感謝)
C1 上級者からC2 熟練者レベルまで
リール大学に入学
念願のリール大学に入学。
フランス人のクラスメートと一緒に学ぶ。
Dalf C1を取得
◼︎やったこと
・大学の友人とフランス語でお喋り
・大学の授業の予習、復習など(必死に取り組みました笑汗)
・Dalf C1対策(ほとんど時間を費やさなかった)
リール大学を卒業
大学を卒業、希望通り日本へ帰国し、働き始める。
◼︎やったこと
・フランスのニュースを読む機会、聞く機会を作る
・Dalf C2対策(ほとんどできていない…)
入学当初は授業について行くのに必死でした。講義に集中するとノートが取れず、ノートを取ると講義が聞こえず、という状況。
クラスメートにノートをシェアしてもらいながら、知らない単語をモグラ叩きのように調べて覚えて、講義を理解する日々でした。
フランス大学生活が3年目にもなると、授業もかなり余裕に過ごせるようになりました。
2019年、最終試験に合格し、無事3年間の学資課程を終えました🎓
まとめ
今回の記事では、私個人の「ゼロからC1までのフランス語の学習の道のり」を具体事例としてご紹介しました。フランス語学習者の皆さんの何か参考になれば幸いです。
フランス語を勉強していらっしゃる方も、その他の言語を勉強していらっしゃる方も、ぜひぜひ、楽しみながらレベルアップを図ってみてください。
私もDALF C2を目指して、これからも勉強を続けます。
おまけ:フランス語を忘れないために継続していること
卒業後はフランス語を忘れないために、日本で暮らしながらしていることは、主に下記の3点です。
詳細は、別の記事でご紹介したいと思います。
それでは、また!