「言語と言語で壁がある」と感じた事はありますか?
個人間でのコミュニケーションで、外国語を使っている時に、自分が伝えたい思いが言語のせいで上手く伝わらなくて「壁があるなぁ」と感じることがあるかもしれませんね。
外国語が難しくて、相手を理解できなかったり、自分の思いをうまく伝えられないってこと、よくあるよね。
日本語、英語、フランス語、中国語…など、言語によって、その言語で保有されている情報量が異なるのをご存知ですか。
個人間で伝えきれない事があるのならば、言語間で共有されていない情報が多数あることは想像しやすいですよね。
今回は「言語の壁による情報格差」について、ご紹介したいと思います。
Table of Contents
言語によって情報格差がある
日本語、英語、フランス語、中国語… 全ての言語で情報が溢れている現代社会。
「膨大な情報をどのように取り扱うか」という議題が、話題になる事が多いですが、異なる言語間で情報量に大きな違いがある事をご存知でしょうか。
日本語だと、情報が得られない時がある
インターネットに沢山の情報が溢れている時代なのに、日本語では見つからない情報が沢山あります。
例えば、具体的には以下のような事例があります。
特に筆者の経験では、フランス語・ベトナム語の意味を調べる時、日本語では正しい情報が出てこないことから、英語で検索し直すというシーンが多かったです。
日本語だと、得られる情報の質が低い時がある
日本語で情報が見つかったとしても、英語で得られる情報より質が低いことも多々あります。
英語、フランス語、中国語、ベトナム語等の複数の外国語を学ぶ筆者が痛感しているのは、言語によってその言語で記載されている情報量に偏りがあるということです。
Google翻訳等の翻訳ツールの台頭で、軽減されたと思われる言語の壁は、今尚大きいです。
英語を使ってアクセスできる情報量が100だとすると、日本語を使ってアクセスできる情報量は全く100に及ばない…というのが筆者の体感です。
義務教育で全員が英語を勉強する現代。
英語で自ら情報収集をする日本人はどれくらいいるでしょうか?
あまりいないんじゃないかな…涙
確かに、日本語で情報収集するだけでも大量の情報が出てきます。一方で、英語で情報収集する力があるか否かで、さらに正しい情報や最新情報を得られることが多いので、おすすめです。
最後に
「デジタル・ディバイド (Digital Divide)」という言葉があります。
デジタル・ディバイド
総務省資料より:「デジタル・ディバイドの解消 第2節」
インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差
デジタル・ディバイドとは、上記の通り、インターネットを利用できる人とできない人の格差を指します。
総務省の調査によると、年齢別では、高齢者ほど利用率が低く、年収別では、年収が低いほど利用率が低いそうです。
英語習得の是非による情報格差は、デジタル・ディバイドのさらに先の課題かもしれませんが、英語ができる人と英語ができない人の情報格差(イングリッシュ・ディバイド)が、確実にあるだろうと感じます。
地域単位・国家単位で比較したときに、日本語に依存した状態が続くと、好ましくないのでは?と考えています。
英語の情報を日本語に訳したり、英語を使った情報収集ができるように勉強したりすることが大切かもしれません。
と、言いながら、日本語が母国語の筆者は、日本語で読むのが一番早いので、
いつもまず日本語を使って情報収集するんだけどね!
それでは、また!📚