Hola ! 🇨🇱

チームつばくらめは、世界一周をする際、大抵の場合は事前に調査し、
・交通手段
・費用
などの情報を知った上で行動することが多いです。

ただ、チリの首都サンティアゴからアンデス山脈方面へ湖を見に出かけた時は例外で、
事前情報がほぼない状態で飛び込み、さらに予想外の事態が発生し過ぎて、思いがけず大冒険になりました。笑

その時の話をシェアしたいと思います。




私たちの目的地だった場所:Cajón del Maipo カホン・デル・マイポ

私たちが目指していた場所は、サンティアゴからアクセスできるというこの湖!

Cajón del Maipo カホンデルマイポです。🇨🇱
壮大なアンデス山脈の一部で、自然の美しさとアウトドアアクティビティが豊富に楽しめる場所として知られています。


サンティアゴから車で2時間ほど、標高3,000mに位置する美しい貯水湖、カホン・デル・マイポ。
サンティアゴ発のツアーが沢山ある有名ハイキングスポットです。

人気の場所だからこそ、「大丈夫だろう」と思っていたら…

3つの事件が発生しました笑


事件1)公共交通機関が無い!

ツアーに参加せず、自分達のペースでハイキングしたい!と思い、自力で向かうことに。
湖から近くの村サンホセ・デ・マイポ (San José de Maipo) まで、辿り着きましたが、その先の公共交通手段が全く無い事が判明!涙
地元の人向けの相乗りバス(collectivo)に乗れるかと思ったらそれも無い。
徒歩の場合は12時間もかかる。
人気の観光スポットだから行けると思ったけど、浅はかでした、困った… 

サンティアゴからサンホセ・デ・マイポまで

電車・バスを乗り継いでサンホセ・デ・マイポまで辿り着きました。
Google Mapには公共交通機関情報が登録されていなかったため、駅員さんや地元住民に聞きながらなんとか辿り着きました。

事件おまけメモ

チリ人だけでなく、南米の人は大変親切です。
話しかけると喜んで色々情報共有してくれます。

が!人によって言うことが全然違うことが!
私のスペイン語力に限りがあるので、それも一因ですが、全く異なる案内に戸惑うこともしばしば。笑
ある人に「右だよ!」と言われて進んだ先で、別の人に「違うよ、戻らないと!」と言われたり。

サンホセ・デ・マイポに行くためのメトロとバスの乗り継ぎは、結構大変でした!笑
サンホセ・デ・マイポからエル・インジェニオまで

なんとか辿り着いたサンホセ・デ・マイポという町から、目的地の湖までの道のりは徒歩12時間。
流石に、バックパックを担いでの徒歩12時間は無理だ…

と言うわけで、近くの村でホテルをとって、1泊してから向かうことにし、タクシーを使ってホテルまで辿り着いて1日目終了。

エル・インジェニオからサン・ガブリエルまで

翌日、人生初のヒッチハイクに挑戦。
「サン・ガブリエルまで行くよ!」というので乗せてもらうことに!
歩いたら50分かかる道を、車で5分で進めました!


事件2)飲酒運転車両に乗る!

そこから、「近くにツアーのバスが止まる観光スポットがある」という情報を得ます。

もしかしたら、そこからツアーに参加できるかもしれないよ

ということです。

それは良かった!!ありがとう!!!

ちなみに、この会話も含めて現地の情報収集は全てスペイン語です。
スペイン語を聞き取るのにまだまだ苦労する私にとって、この情報は大収穫です。

心軽やかに歩みを進めると、ついに「CAMPING – PICNIC」と書かれた看板を発見。
実際の看板がこちら。観光客向けなように見えます!

ここのキャンプ場内で、ツアーに途中参加できるのかな?

と思いながら、
たまたま通りかかった現地住民らしき2人組のお兄さん達に、
カホン・デル・マイポを見せて、どうやって行けるか念の為に相談。

すると、

いまから車で、そこの近くまで行くんだ!
送ってあげるよ!乗って乗って!

と言います。

すごいラッキーが続くなぁ!!

ということで、愉しげで威勢の良い彼らの車に乗ることに。

人生2回目のヒッチハイクです!🚗

出身地やら、住んでいる場所やら、色々お互いの話をして盛り上がっていたところで、チリ兄さんは途中車を止めます。
寄り道して買うものがあるらしい。

売店で買って持ってきた缶は、ビールでした!🍺
そしてなんと、戸惑うことなく2人組チリ兄さん達は飲み始めます。

飲酒運転!!😂


事件3)突然下車で『ここはどこ?』

ビールを飲みながら、2人組チリ兄さん達は私たちに話し続けます。

よく聞いてね、ここでは知らない人をすぐに信じちゃダメだよ。
危ないから、声をかけられても付いていっちゃダメ。

確かに。でも、あなた達2人をよく知らないけど、もう着いてきちゃった…(心の声)


飲酒運転しながら、人を信用するなという話をしてくる彼ら。
なんだか不安になってきた頃、

着いたよ!

と、飲酒運転兄さん達が届けてくれた先は、全然違う場所。

ここどこ?私たちが行きたかったのはここじゃ無いんだけど…

降ろされた場所には小さなお土産屋さんがありました。

近くに有名な温泉があるんだよ!見てくるといいよ!
見終わったら電話で連絡してね、迎えに来るよ!!

と言って、彼らは車で去ってゆきました。

行きたいのは温泉ではなく、カホン・デル・マイポの湖。
進んでいた道路は別の道で、湖を目指すなら、サン・ガブリエルの方まで戻らなければなりません…涙
ほぼ車に乗った場所まで戻らないと…涙

降ろされた場所からカホン・デル・マイポまで

仕方ない、湖は諦めよう。
兄さん達がオススメしてくれた温泉はどこかな….

降ろされた場所から温泉村まで

チリ兄さん達がお勧めしてくれた温泉を調べてみました。
が!降ろされた場所から、徒歩3時間くらいかかる。
その時点で、既に15時を過ぎているので夕暮れが迫る… 😂

えぇ??なんでココで降ろされたんだ??笑

結局、「電話してね!」と言われていたものの、「知らない人に付いて行くな」という彼らのアドバイスはもっともだと思ったので、彼らに連絡はしませんでした。

何故そこで降ろされたのかは、今も不明なままです。笑

その後、幸運にもたまたま近くにあったお土産屋さんに立ち寄り、
お土産屋さん営むカップルと友達になり、帰り道を教えてもらいました。
幸運はさらに重なり、なんと1時間に1回、温泉村を経由してサンホセ・デ・マイポまで戻るバスが、お土産屋さんの前を通るとのこと!

よかったぁ!!


持っていたポテトチップスを皆んなで食べながらお喋りしたり、ドローンを飛ばして空撮したりして過ごしました。

お土産屋さんで販売しているのは、小さな石。
不思議なパワーを持つ石が沢山あるそうで、石の種類と効果について、色々解説してくれました。
残念、私のスペイン語力では、理解できませんでした。笑

降ろされた場所から温泉村を経由してサンホセ・デ・マイポまで

その後、無事バスに乗り、20分程温泉町に停留し、温泉を少し見て、
それからサンホセ・デ・マイポまで戻り、そこからサンティアゴまで帰ることができました。



ふぅ!

つばくらめ旅の中で、最も大冒険となった日でした!笑

それでは、また!