アンデス山脈の奥の小さな村 ボリビアのアンデス山脈の奥にある小さな村に2日間滞在しました。 その村の名前は、「Tuni チュニ」 この小さな村の家では、携帯電話は圏外。テレビもなく、Wi-Fiも当然ありません。電気が使えるのは、夜19時から21時の2時間だけ。あるのは、ゆったりと流れてゆく青空の雲と、のんびりと草を喰むアルパカ。そして鶏やモルモットが歩く際のカサカサという音…. そんな静かで穏やかな村で、家族のお家にお邪魔しました。 小さな村の周辺情報 アンデス山脈に囲まれた小さな村、Tuni チュニ。村の隣に広がる Laguna Tuni チュニ湖と、放牧されているアルパカが歩いている景色….そして複数の小さな家があるだけです。 ◾️Tuniチュニの位置 Tuni チュニは、富士山の標高を軽々と超えた沢山の山に囲まれています。周辺の代表的な山は以下の通り。 ◾️ Huayna Potosí の位置 ボリビアの首都ラパスから、とても近いのがわかると思います。Tuni チュニは、ワイナポトシ登山のスタート地点としても活用されているようです。 首都ラパスから小さな村へのアクセス 首都のラパスから、車で1時間半程の場所に位置しています。 <注意⚠️> 実は、私たちの滞在期間は100%心地良いものではありませんでした。従って、大変残念ですが、同じ体験をすることをお勧めできません。 理由は別記事にて記載予定です。 アンデス山脈の奥の小さな村で暮らす家族 私たちを迎え入れてくれたのは、アンドレさん一家です。 Facebookの「ボリビアバックパッカー」のページから情報を探し出し、ボリビア人の家族のお家にお邪魔できると聞いて連絡したのがきっかけでした。 アイマラ族の一家です。 ◾️ 参考メモ アイマラ族とは、ペルーとボリビア国境のチチカカ湖周辺を中心に,高度 3500m以上の高原地帯アルティプラノに住む先住民。 アンドレは、アイマラ語・スペイン語・フランス語が話せます。私たちは、アイマラ語は全く話せず、スペイン語もカタコトでした。そのため、会話は全てフランス語で行いました。 アンドレは、家族5人で暮らしています。妻と、息子、息子の妻、そして小さな孫。 アンドレは、元々、アンデス山脈の登山ガイドをしていた方です。クライアントにフランス人が多かったことからフランス語を勉強して話せるようになったそう。 その彼のフランス語のアクセントが、何故か、筆者のフランス大学留学時代の友人のベトナム出身の女の子のアクセントにそっくりで、学生時代を思い出して懐かしく思っていたのは、ここだけの話。 アンデス山脈の奥の小さな村の景色 標高4,000mを超える渓谷、6,000mの山頂には樹木がほとんどなく、四方に草原と丘陵が続いています。 私たちが訪れたのは2023年8月。8月は乾季が続くボリビア。小さな村を囲む、草原は全て褐色に日焼けていました。 小さな村で暮らす家族は、どの家庭もラマとアルパカを育てています。草原を見渡すと、丘の上、川の側、あちこちに草を食んでいるラマとアルパカを見ることができます。 ◾️メモ ラマとアルパカは、毛皮や食肉を目的に飼育されています。 朝にラマとアルパカを山に放ち、日が暮れる頃に帰ってくるよう合図をします。 どの群れにも、「リーダー」となる雄がいるそうです。その雄が帰ってくれば、その他のラマ・アルパカ達も帰ってきます。 人口密度が非常に低いため、草がなくなってしまうことや、ラマ・アルパカ達を泥棒に盗まれることも、心配する必要は無いようです。 平和な暮らしの様子をズンがビデオにまとめました。雄大な自然の美しさと、そこで暮らす人々の生活を少しでも感じていただければ幸いです。 ◾️Youtube 「アンデス山脈の真ん中で過ごす48時間」 最後に 筆者たちは、登山をよくするので、日本でもごく稀に「水道も無く、電波もなく、現代の便利さが全て遮断された自然だけの空間」に行くことがあります。 けれど、それはあくまで一時的な滞在。一時的に“その環境にいる”ことと、実際に“そこで暮らす”こととは、まったく違います。 携帯もパソコンも使えず、例えば動画を観て時間を潰すこともできません。手元にある電子書籍を読む他、できることはほとんどありません。 不思議と時間がゆっくり流れているような感覚がありました。 … Continue reading 【ボリビア】アンデス山脈の小さな村での穏やかな暮らし
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