【世界一周日記】小学校のお友達から政府の腐敗が始まる

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    南米ほど、政治の腐敗で有名な地域はないのかもしれない。

    ボリビアのラパスを旅していると、地面に座り込んで、
    売れなさそうなキャンディーを並べて、
    じっとしているチョリータをよく見かけた。

    📝チョリータとは

    ボリビアの先住民族の女性。
    伝統的な腰回りが膨らんだ衣装を着ている。


    時々、「キャンディーを買っていって」というように声をかけられた。
    スペイン語なのかケチュア語なのか….
    申し訳ないのだが、なんと言っているのか分からなかった。
    ひょっとすると、物乞いで「何か頂戴」ということだったのかもしれない。
    とにかく、「きっと貧しいんだろうな」と想像させる。


    一方で、ラパスのとある地域には、お金持ちが集まる地域がある。
    その地域に暮らす人は、もれなくお金持ちなのだそう。

    ちなみに、ラパスは標高が高ければ高いほど貧しく、
    標高が低ければ低いほど豊からしい。

    お金がある人は、皆その「お金持ちが集まる地域」に暮らす。
    ボリビアのお金持ちといって、みんなが容易に想像できるのは、
    政府関係者や麻薬売買関係企業の人らしい。

    そして、その地域の小学校には、政治家の子どもと、麻薬売買関係企業の子どもが通う。
    子ども時代から交友関係が始まる。そして親世代の結びつきも強まる。
    こうして政治家と麻薬取引業者との癒着が深まり、永遠に改善されないままになってしまうらしい。

    そんな話題をボリビアで暮らす人々から聞いた数日後、
    エクアドルで「麻薬取引の取り締まりを強化する」と宣言していた政治家が殺された。

    改革をしようとするボリビア人がいるとすれば、
    ボリビア周辺で発生している事件を身近に感じるだろうから….
    きっとものすごい怖いだろうなぁと想像するだけで体が震えた。

    Tsubakurame

    \世界一周 日越 2人組 🇯🇵🇻🇳/

    私たちは、2023年7月から

    世界一周の旅に出ることにした

    日越2人組です。

    世界の美しさを共有しながら、

    私たちの人生の歩みを記録します。