【フランス大学留学】フランスの大学に進学するメリット3つ
2024年5月27日高校生の時から、漠然と「海外の大学に留学してみたい!」と考えていた筆者。アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどの英語圏の大学も検討したものの、結局フランスの大学に進学することにしました。その理由を「フランスの大学に進学するメリット」として纏めてご紹介したいと思います! 大学の学費が安い アメリカなどの英語圏の大学の学費を見たことがありますか。学校によって異なりますが、年間で350万円から600万円など高額です。アメリカの大学は4年制なので、4年間の学費だけで1,400万円から2,400万円かかります。これに生活費がさらにかかるとなれば、高校生のアルバイトでどうにかなる金額ではありません。一方で、フランスの大学の学費は格安です。「高等教育を受けるのは基本的人権の内の一つだ」として、フランス政府が学費を負担してくれるためで、その援助は外国人の場合も適用されます。 学士課程 年間 2,770ユーロ = 約50万円 修士・博士課程 年間 3,770ユーロ = 約65万円 英語圏の大学と比べると、圧倒的に安いです。また、英語圏の大学と比べるまでもなく、日本の大学よりも安いです。日本の私立大学に4年間通った場合にかかる金額は約1,600万円。フランスの大学に3年間通った場合にかかる金額は約150万円。そして得られる学位は同一の「学士 / License」です。 ちなみに、筆者が留学していた2016-2019年は、学資課程の学費は年間300ユーロ、日本円にして37,000円でした。日本の大学に進学する場合にかかる金額と得られる知識を比較して、フランスの大学に進学しようと即決しました。*その後、フランスの法律が改正され、EU圏外の外国人留学生の場合は学費が約10倍になりました。 国際的な環境に身を置ける 日本のどんな大学のホームページを見ても「国際交流」「交換留学支援」など、外国との交流を推進するメッセージが書かれている近年。日本にいながら国際交流をする事も可能ですが、自らが少数派になる体験をすることも大切。フランスに行けば、フランス人に囲まれるのはもちろん、世界中からフランスに留学に来た学生と出会い・交流することができます。 外国人と交流する、のではなくて、自らが外国人になる場所へ飛び込む…【外国語】「約束をすっぽかされる」という表現
2024年5月27日誰かと待ち合わせをしていたのに、その人が来ないことを、なんと言いますか? この表現を、フランス語・ベトナム語にすると、全く違う描写になることをご存知ですか?今回は「約束をすっぽかされた」の慣用句のご紹介です! いろんな描写の慣用句 慣用句と聞いて、どんな言葉が思いつきますか。日本語にも様々な慣用句がありますね。 棚から牡丹餅 猿も木から落ちる 石の上にも三年 など、書き始めるとキリがないですが、それは外国語でも同じこと。 外国語の慣用句を学ぶと、それぞれの国の文化背景が垣間見えてとても面白いですよ!それではさっそく、フランス語とベトナム語の「約束をすっぽかされる」表現を見てみましょう! フランス語の「約束をすっぽかされる」 Poser un lapin = ウサギを置く フランス語の「約束をすっぽかされる」を意味する慣用句「Poser un lapin」は、直訳すると「ウサギを置く」と言う意味です。 ベトナム語の「約束をすっぽかされる」 Bị…【マルチリンガル】言語毎に性格が違うというのは本当?
2024年3月3日こんにちは!今回は、「マルチリンガルは、言語によって性格が異なる」という現象についてご紹介します。 言語毎の性格の違い - 日・仏・英・越の場合 まとめ 筆者の場合は、言語毎の違いは以下の通りです。 ☝️重要ポイント根本的な性格は変わらない!言語や文化毎によく用いる表現が違うことから、少し性格の違いが発生するように見えることもある。日本語を基準とした違いは以下の通り。🇫🇷フランス語落ち着いた感じ。より論理的。上下関係が圧倒的に少なく、歳の差全く関係なく親しくなれる。🇬🇧英語自分に自信を持って話す感じ。感情表現がより顕著。🇻🇳ベトナム語引っ込み思案。相手の年齢を気にしがち。 マルチリンガルに聞いてみたいことなどあれば、気軽に質問をお寄せください😀それでは、また!!【フランス語】ロアンヌの「On était beau」を日本語に訳してみた
2024年2月28日Bonjour !最近、フランス語の曲を聴いてますか? 「とあるフランス語の曲を日本語訳してみた」の第二弾、今回は Louane ロアンヌの「On était beau」を日本語に訳してみます☀️ Louane - On était beau 今回ご紹介する歌は、Louane ロアンヌさんの On était beau 「私たちは美しかった」です。 Louaneは、1996年生まれ、歌手・女優として活躍しています。 この曲が発表されたのは、2017年、Louane…【フランス語】日本にいながらフランス語漬けになる方法 – フランス留学
2024年2月25日Bonjour ! フランス語を勉強している方に朗報です🇫🇷フランスへ行かなくても、フランス語をペラペラになることは可能です!と言うのも、日本でもフランス語を勉強する環境を作り出してしまえば良いからです!日本にいながらにして、簡単に触れることができるフランス語媒体を今回は纏めてご紹介したいと思います。※コンテンツのレベルとしては、フランス語初級・中級までの勉強を完了した方を対象としています。 📢 筆者からひと言「フランス語」と一言で言っても、フランス語圏はヨーロッパやアフリカなど広大です。また、地域によって、表現やアクセント等も異なります。どの地域のフランス語に触れたいかも含めて、媒体探しをするといいかもしれません。当該記事は、フランスのフランス語に触れるための記事となっていることをご了承ください。 フランスのテレビ番組 それでは早速、フランスのテレビ番組をご紹介したいと思います。 France info フランスや世界のニュースをライブで配信している番組。 ARTE フランスとドイツの公共放送です。いろんなテーマの特集があります。 フランスのラジオ番組 Konbini 一般人や有名人を含めてインタビューなど個人の意見を発信するプラットフォーム。ショート動画も多数あり、ショート動画には字幕も表示されるため、知らない単語がある場合は確認し易いかも。 SUD France フランスや世界のニュースをライブで配信している番組。 フランスのYoutube番組 次にフランスのYoutube番組です。様々なYoutuberがいるので、自分が面白いと思う番組を選ぶと楽しく聴き続けられるかもしれません。筆者のオススメ番組は、以下の通りです。…【フランス語】ピエールガルニエの「Ceux qu’on était」を日本語にしてみた
2024年2月24日Bonjour !みなさんはフランス語の曲を聴きますか?日本で暮らしていると、「洋楽」として聞くのは「英語」の曲が多いのではないでしょうか。英語の歌詞の日本語訳を知りたい時、検索するとすぐに見つかりますよね。一方で と困ることがありませんか?(筆者はフランス語初心者時代に、困りました。笑)と言うわけで今回は、「とあるフランス語の曲を日本語訳してみた」と題して、Pierre Garnier の Ceux qu'on étaitを翻訳します。 Pierre Garnier - Ceux qu'on était 今回ご紹介する歌は、Pierre Garnier ピエール ガルニエさんの Ceux qu'on…【外国語】英語では味わえない!現地語を話すと褒められる現象
2024年2月16日こんにちは!みなさんは、英語以外の外国語を勉強したことがありますか?今回は、英語・フランス語・中国語・ベトナム語・タガログ語を話した時の現地の人のリアクションについてご紹介したいと思います! 英語圏のリアクション 筆者が訪れたことがある英語圏の国は、アメリカ🇺🇸とイギリス🇬🇧です。 イギリス🇬🇧 イギリスで英語を話すのは「当たり前」の事です。外国人観光客であっても、英語で話しかけてくる前提です。英語を話した時のリアクションは、「特になし」です。「英語が上手だね!」と、褒められる事はありません。 イギリス人が渋々(?)評価してくれる「フランス語」について メモ『フランス語が流暢に話せる』という事を、イギリス人はかなり評価してくれます。理由は、沢山のイギリス人がフランス語を勉強しますが、話せる人がかなり少ないからです。笑英語を話せるのが当たり前なのはもちろんですが、外国語を話せるのは当たり前な事ではないと認識している印象です。『残念ながら、フランス語はロマンチックに聞こえてとても綺麗な言語だよね』なんてコメントを頂いたことがあります。笑『残念ながら』と、フランスという国に対する不思議な敵対心を見せてる感じもイギリスらしいです。 アメリカ 🇺🇸 「人種のサラダボウル」と呼ばれるアメリカ。どんな人種でも英語で話すことが当たり前の世界です。英語を話した時のリアクションは、「特になし」です。普通に会話が進みます。「英語が上手だね!」と褒められることは皆無でした。 フランス語圏のリアクション フランス 🇫🇷 フランス語を誇りに思う人が多いと言われる、フランス。外国人観光客が「英語で話しかけても、フランス語で返された!」なんてエピソードがあります。※実際は、英語を積極的に話してくれるフランス人も多いですよ! フランス人に向かってフランス語で話した時のリアクションは、「特になし」です。普通に会話が進んでいきます。 フランス語圏の言語を褒めない背景メモ英語圏・フランス語圏、どちらに置いても共通する事ですが、相手の言語を評価しない背景としては、様々な国からの移民が多いことが挙げられます。例えば、フランスでは、色んな人種のフランス人が存在します。アラブ系フランス人、中国系フランス人、ベトナム系フランス人等です。人種が異なるフランス人が沢山いるので、「見た目が異なる」人に対して、「フランス語が上手だね」というのは無礼に値する可能性もあります。 ベルギー 🇧🇪 ベルギーは、フランス語圏・フラマン語圏・ドイツ語圏があります。地域によって言語が異なりますが、筆者が訪れたフランス語圏・フラマン語圏では、問題なくフランス語でコミュニケーションをとる事ができます。そしてフランス語を話した時のリアクションは、「特になし」です。 中国語圏のリアクション…【フランス語学習】DALF C1合格者が語る -初心者向けフランス語勉強法
2023年7月19日Bonjour ! 今回は、「DALF C1合格者が語る - 初心者向けフランス語勉強法」と題して、4つのステップで効果的な学習法をご紹介したいと思います。私がフランス語を毎日燃えるように勉強していた時期、書店に何度も何度も足を運び、フランス語関連の教材を眺めていました。新書が出版されると、一瞬でわかるレベルで書店に並ぶフランス語の本を把握していました(笑)そんな筆者が実際に使っていた書籍も含めて、フランス語を学ぶ初心者の方に向けて、フランス語の勉強方法をご紹介したいと思います。 【ステップ1】 フランス語の基礎を学ぶ 最初に、フランス語の基礎を学ぶことから始めましょう。ここで言う「フランス語の基礎」とは、基本的な文法を指します。特段好みの文法書などが無い限り、母国語でインプットするのがおすすめです。ここで強調したいのは「少しずつ学ぶ」というよりは、一気にインプットしてしまうのが断然オススメという事です。自分の興味のままに、飽きるところまで一気に進めてしまい、フランス語の世界を見渡すイメージです。上級向けの細かな文法項目は、「こんなものがあるんだな....」程度のインプットで良いです。細かな部分は一旦、読み流し文法書の目次を眺めるようなイメージでフランス語世界の全体像を把握しましょう。また、沢山の教材に手を出すのではなく、一冊に集中して取り組むのが良いです。 ◆取り組みたいこと ・フランス語世界の全体像を見渡す(簡単な文法構造を把握する)(例) ・名詞の性の存在を知る ・形容詞を置く位置を知る ・形容詞の性の存在を知る ・単数/複数の概念を知る ・動詞の活用の仕組みを知る ・時制の仕組みを知る、等 文法把握用教材 兎にも角にも、分厚く無いものがおすすめです。上述の通り、数日で読み切ってしまうイメージで取り組むのがベスト。一方で、文法は学習を進める時には振り返りたくなる必須のアイテムです。一回目の通読後も、末長くお付き合いする一冊でもあります。筆者のオススメのフランス語文法書は、以下の一冊。 ケータイ「万能」フランス語文法 【ステップ2】 基本動詞を暗記する フランス語を学ぶ際に、「暗記」は避けて通れません。そして初心者の皆様には残念なニュースですが、フランス語は英語より圧倒的に動詞の活用が多いです。さらに、よく会話に登場する動詞たちは、不規則活用の動詞が多いので、最初は一生懸命覚える必要があります。 ◆取り組みたいこと ・être動詞の活用を暗記・avoir動詞の活用を暗記 *はじめに :直説法現在(初級) 次に :直接法複合過去(準初級) その次に :直説法半過去・直接法単純未来(中級) 最後に :条件法・接続法(上級) <メモ>「文法用語を見るとめまいがする!!」という方も多いかもしれませんが、フランス語の全体像把握のために動詞活用のカテゴリを一覧化しました。階段1段目から順番に登っていくイメージで、1段ずつゆっくりこなしてみて下さい。登山のように山を登るのは大変ですが、一度登り切ってしまえば、後は楽に使い熟せるようになります。頑張ってください!ちなみに、下記に「使わない」と書いてある項目は、文法書には必ず記載されている項目ですが、実際にフランス人もほとんど使わない文法です。フランス人と会話していて登場することは滅多に無いので、スキップしてしまって良いと思います。(「フランス語文学をフランス語で堪能したい」という方は、沢山登場しますのでぜひ勉強して下さい!)1)直説法 現在 ★階段1段目 複合過去 ★階段2段目 半過去 ★階段3段目 大過去 ★階段4段目 単純過去 使わない 前過去 使わない 単純未来 ★階段5段目 前未来 使わない2)条件法 現在 ★階段6段目 過去 ★階段6段目3)接続法 現在 ★階段7段目 過去 ★階段7段目 半過去 使わない 大過去 使わない…【フランス語学習】DALF C1合格者が語る「どうやってフランス語を習得したの?」具体事例
2023年6月29日こんにちは! 今回の記事では、私個人の「ゼロからC1までのフランス語の学習の道のり」を具体事例としてご紹介したいと思います。 とある個人が、A1レベルからC1レベルまでどのようなステップで進んでいたのか概略を見ることで、みなさんのフランス語学習の参考になればと思います。 フランス語学習の道のり 私のフランス語学習の年表をCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の区分を参考に、3つの段階に分けてご紹介します。・A1~A2レベル・B1~B2レベル・C1~C2レベル という方は、下記の記事をご参考ください☺️ A1 初学者からA2 初級者レベルまで 初級レベルでは、学んでは忘れ、学んでは忘れ... を、繰り返しました。フランス語学習のモチベーションがあったわけでもなかったため、学習の歩みは「亀レベル」だったと思います。 人生初めての一人での海外旅行は、ボランティアでの渡仏。その頃には、片言ながらもフランス語で意思疎通ができるようになっていました。ボランティア活動を終了し帰国。その後、フランスの大学への進学を決意します。 B1 中級者からB2 準上級者レベルまで 栄養学科の講義と勉強の時間、大学の部活の時間、アルバイトの時間、それら以外は全てフランス語漬けの日々でした。学習の歩みは「亀レベル」から「ウサギレベル」になったと思います。笑 フランス語が楽しくて仕方なくて、「勉強」というか、ほぼ「趣味・遊び」の感覚でした。楽しめているところに、さらに幸運が重なります。大学のフランス語授業の履修生が少なく、私は聴講生の身分でマンツーマンレッスンを享受することになります。担当の先生は、一所懸命学ぼうとする私のリクエストに、いつも寛大に応えてくださいました。(感謝) C1 上級者からC2 熟練者レベルまで…