Lasted on 2024年1月28日

【フィリピン】2GOフェリーってどんな感じ？ – マニラ&コロン間のフェリー移動

フィリピンのマニラから、離島コロンへ！🏝️

フィリピンのマニラから、離島コロンまでは飛行機またはフェリーでアクセスできます。
飛行機ならわずか1時間ほどの距離ですが、今回はフェリーでゆっくり海を渡る旅を選びました。

今回は、実際に筆者がフェリーを利用して移動した際の様子をご紹介します！🚢
「どんな船なの？」「どんな部屋で寝るの？」「どれくらい時間がかかるの？」
そんな疑問をお持ちの方のために、乗船の流れや船内の雰囲気など、
実体験をもとに詳しく纏めました⛴️

フェリーの会社

今回私たちが利用したフェリー会社は「2GO」です。

2GOのフェリーは、以下の港から出港しています。(2024年1月現在）

Bacolod City
Batangas
Butan City
Cebu City
Cagayan City
Dumaguete City
Dipolog City
Iloilo City
Manila
Caticlan Jetty Port
Odiongan
Ozamiz City
Puerto Princesa City
Roxas City
Tagbilaran City
Coron Palawan
Zamboanga City

フェリーのチケット購入方法

チケットの購入方法は簡単です。オンラインで購入できます。

オンラインで購入するよりも、市街の代理店で購入する方が安いという噂も聞きました。（筆者はオンラインで購入しました！）

フェリーのチケット価格

行き先や時期などによって価格が変動します。
下記は、コロン発 – マニラ着のフェリーチケットの価格の例です。

オンラインで選択できるクラスは、上の写真にある通り4種類ですが、
実際にフェリーの添乗員さんに尋ねてみると、船内では7つのクラスに分かれているとのことでした。

Super value（スーパーバリュークラス）
Mega value（メガバリュークラス）
Tourist（ツーリストクラス）
Business（ビジネスクラス）
Cabin（キャビンクラス）
State room（ステイツルーム）
Suite room（スウィートルーム）

上記の通り、フェリーにはいくつかの乗船クラスがあり、それぞれ快適さや雰囲気が全く違います。
ここでは、実際に筆者が乗船した際に見学した3つのクラスをご紹介します。

🌊 Super Value スーパーバリュークラス

最も安価で、シンプルなクラス。
・屋外（！）
・各ベッドの仕切りなし
・カーテンなし
・エアコンなし

なんと、こちらのクラスは部屋の中ではなく、ほぼ屋外です！
大きな船倉のようなスペースに、2段ベッドが大量に並んでいる状態です。
フェリーの船底に当たる波の音を聞きながら、潮風に吹かれて寝ることになります。
約100名の乗客が横並びに寝そべる光景は圧巻です！笑

夜風が通って心地よいかもしれないですが、なんと言っても潮風なので体がべとべとしてきそうです。エンジン音も近く、ちょっとしたサバイバル感があります。

ユーザーはほとんどが現地住民という印象で、若い欧米人のバックパッカーも数名見かけました。

🛏️ Mega Value メガバリュークラス

Super Value スーパーバリュークラスの一段階上のクラスです。
・屋内
・各ベッドの仕切りなし
・カーテンなし
・エアコンなし

Super Value スーパーバリュークラスと異なり、壁があり、部屋として区切られた空間です。1部屋の中に二段ベッドが並べられています。ベッドの密度としては、Super Value スーパーバリュークラスと同等くらいです。

海風に吹かれることはありませんが、同じ部屋に40名ほど乗客がいる状態人口密度が高く、且つエアコンがないので、空気が篭っている印象でした。
合宿部屋のようなイメージです。

⭐️ Tourist ツーリストクラス

筆者たちが選んだのはTourist ツーリストクラスでした。
最低限の快適さを感じられるクラス、という印象でした。
・屋内
・各ベッドの仕切りあり
・カーテンなし
・エアコンあり

ベッドの仕切りがあるので、真横に知らない人がいる…という状況にはなりません。カーテンはありませんが、ベッドの密度もSuper / Mega Value スーパー/メガバリュークラスと比較すると圧倒的に低く、プライベート感はグッと増します。
….と言いつつ、同じ部屋に20名ほど乗客がいる状態です。相変わらずどこかの合宿施設の雰囲気です。

◾️メモ

船が異なると、同じ乗船クラス名だったとしても、部屋の状況が異なるようです！

フェリーの出航頻度

行き先によって、フェリーの出航頻度が異なります。基本的には、週に1回ずつしか出航しません。

例）Manila マニラ発　→　Coron コロン着　金曜日のみ
　　Coron コロン発　→　Manila マニラ着　日曜日のみ

タイミングによっては、1週間程フェリーを待たないといけないなんてケースもあります。
旅程に合わせてフェリーを利用するためにも、事前の確認は必須です。

フェリーの航程

では、実際のフェリー旅がどのように進むのか、筆者が体験したコロン行きフェリーの航程を例に見てみましょう！

◾️マニラ発コロン行フェリー旅程
🕰️ 13:00　マニラ港着
　　　　※2GOのチケットには、集合時間について「出航予定時刻の3時間前までには着くように」と
　　　　　記載されていましたが、出航予定時刻の3時間前である13時の時点で、
　　　　　集合している乗客は、私たち含め外国人観光客の数人のみで、
　　　　　現地の乗客は全くいませんでした笑

🕰️ 15:00　出発手続き締め切り

🕰️ 15:10　乗船開始

🕰️ 16:00　マニラ港発

🕰️ 03:00　コロン港着　下船開始
　　　　　※約11時間の船旅です

🕰️ 06:00　筆者下船

🕰️ 07:30　コロン港発
　　　　　※コロンが終着港ではなく、その後別の港に向かう便だったため

実は…..
私たちは、船がコロンの港に着いてからも
3時間程気が付かずに寝ていました。笑
危うく降りそびれるところでした….

◾️メモ

船内アナウンスで到着したことを知らせてくれますが、
寝室まで音が聞こえませんでした。
目覚まし時計をつけるのが吉。笑
皆さんも降りそびれないように気付けてくださいね！

フェリーの様子

次に、フェリーの様子を写真を用いながらご紹介します。

ちなみに、2GOのフェリーは、日本で昔使っていた船を買収して利用しているそうです。
そのため、あちらこちらに日本語で記載される案内の名残が….
例えば「多目的ルーム」や「非常口」などが日本語で記載されていました。
（ただ「多目的ルーム」と記載されている場所は、寝室になっていました笑）