Author: ngoquangdungst

  • 2023年11月7日
    あなたが日本人で、日本で暮らしているならば、自分自身が人種差別されることは勿論ないでしょう。一方で、ブラジル人がブラジルで暮らしていても、人種差別を受けることがあります。先祖代々ブラジルで生きてきた、歴史ある由緒正しい家系の「本当のブラジル人」だったとしても。 今回は、ブラジル出身の友人が語ってくれたブラジルの人種差別問題についてご紹介したいと思います。 ブラジルの人種構成 ブラジルは、様々な人種で構成されています。街中を歩いている時も様々な人種と出会うことができる、いわゆる「人種の坩堝」です。2010年の統計では、構成比率は以下のようになっています。 ブラジルにおける人種構成 先住民族 インディオ 0.4% アジア人 1.1% 黒人 7.6% 混血 43.1% 白人 47.7% ◾️メモブラジルの人口における先住民族の割合は0.4%とかなり少ないということを、覚えておいていただけると、この後の話が理解しやすいと思います。 ブラジルの奴隷と移民 先住民族以外の人種は、主に1500年代以降にブラジルに渡った移民です。現代社会でもなお、人種差別が色濃く残っている国は多々ありますが、ブラジルも例外ではありません。1500年以降に移民してきた白人の方が、「本当のブラジル人」とも言える先住民族の人たちよりも社会的立場が高いことが多いのです。先住民族だけでなく、黒人も同様に虐げられてきました。ポルトガルによる悪政により、世界で一番黒人奴隷を輸入していた国は、ブラジルだったことをご存知でしょうか。また、アメリカの奴隷解放宣言に続き、次々と南米各地で奴隷は解放されましたが、最も対応が遅かったのが、ブラジルだったのです。 300年以上続いた奴隷制度と白人至上主義の影響が、今なお残っているのが現在のブラジルです。 さて、実は日本からも、たくさんの人がブラジルに移り住んでいました。1908年の笹戸丸の集団移住を初めとして、沢山の客船が太平洋を行き来し、20万人を超える移民者を記録しました。…
  • 2023年11月6日
    Hi ! 🥰 旅をしていると様々なトラブルが発生します。笑思いがけないアクシデントや、なんとなく心のどこかで予想していた事も、気が回らずにそのまま対応しないでいたら「事件発生!」となることもあります。というわけで、今回の記事では、旅を開始して15日目にして、既に発生した事件を取り纏めます。笑 その1:「航空券の予約が完了しました!」のメールを信じてはいけなかった事件 海外旅行をする際に、航空券の予約は必須アクションです。世界一周を始めてから、既に5回以上飛行機のチケットを購入している、私たちチーム「つばくらめ」ですが、いつも使っているサイトは「スカイスキャナー Skyscanner」です。 スカイスキャナーとは、航空券・ホテル・レンタカー等を多数のサイトから横断的に比較検索できるウェブサイトです。航空券の購入ステップは、以下の通り。 いつも通り、上記の購入ステップで、「ラスベガス→サンフランシスコ」の航空券を購入しました。使用したウェブサイトは、「e Dreams」です。(※おすすめしません!) ....と思っていたのですが、実は問題が隠れていました...笑 事件発生現場 発生現場は、アメリカ ラスベガス「ハリー・リード国際空港 Harry Reid International Airport」です。 ラスベガスの1日散策を終えて、サンフランシスコへ向かいます。予約完了メールを手に、空港に向かいます。 空港に向かいながら、そんな思いがよぎります。というのも、「予約完了メール」の中には以下のような文言がありました。…
  • 2023年10月2日
    アメリカ滞在中に、現地の老人ホームや墓地を訪問する機会がありました。その期間に筆者が感じた「戦争が功績となる社会」について、書き起こしてみます。 戦争が功績となる社会を垣間見た3つのエピソード 現役時代:軍人である事への誇り アメリカ滞在期間中、老人ホームにお邪魔する機会がありました。訪問したその施設で、80代〜90代のアメリカ人のお年寄りに出会いました。一緒にお喋りする機会があった数人の内、2名の方をご紹介したいと思います。 アメリカ社会では、「軍人であること」は、大変誇らしいことであるようです。祝日として、戦没将兵追悼記念日 Memorial Dayや退役軍人の日 Veterans Dayが設定されており、そこでは大統領も含めて国民が軍人に対して敬意を払います。軍隊の仕事は、社会的に尊敬される職業と考えられているようです。 2人のおじいさん・おばあさんは、戦争の話をしていたわけでも、軍隊の話をしていたわけでもなかったのですが、自然とそれぞれのエピソードを語り始めました。自分の人生を語る際に、一番最初に話したいことが「自分自身の参戦経験」と「息子が軍隊で働いている事」だったわけです。 ちなみに...軍人に敬意を払う祝日があるのは、アメリカだけではありません。筆者がパッと思いつくだけでも、フランス、ベルギー、スイス、イギリス、ロシア、ベトナム等、他の国にもあります。日本では、戦争で亡くなった人を悼む日としては、祝日ではありませんが、8月15日の「終戦の日」が挙げられます。 退役時代:軍出身者への手厚い保障 軍人とその配偶者は、手厚い保障を享受する事ができます。戦争に参戦した実績がある退役軍人の方が、戦争に参戦していない退役軍人より手厚い保障となります。実際に戦争に参戦した軍人は手厚い年金を給付され、亡くなるまで一生その制度を活用できます。また、老人ホームの施設の方の話によると、本人または配偶者が軍隊出身であることは「ラッキー」であるようです。一般のお年寄りがお金の扱いを誤ると生活苦になる可能性もあるのに対し、退役軍人とその配偶者は国の手厚い保障のおかげで、経済的に困窮する事はまず無く、安心して老後を過ごす事ができるとのことでした。 死後:墓石の功績に「参戦」 戦争に参加したことは、「功績」となります。 親戚のお墓参りをした際、近隣の墓石に戦争への参加を功績として刻んでいるのを多く見かけました。 実際に記載してあった戦争の名前 ⭐️「第二次世界大戦」⭐️「朝鮮戦争」⭐️「ベトナム戦争」 と、思った方もいるかもしれません。 ただ、墓石に記載されている年号を見ると、戦争が原因で亡くなったわけではないことが分かります。…
  • 2023年9月29日
    Hola ! 🇧🇴 ボリビアの「ウユニ塩湖」を目指して、ボリビアの首都 La Paz ラパスに辿り着く方が多いと思います。ラパスでの散策を楽しんだ後、もし時間に少し余裕があるならば、ラパスから少し足を伸ばすと、ウユニ塩湖とは全く異なる絶景に出会うことができます!今回は、「Valle de Las Animas 魂の谷」を行き方・景色を含めてご紹介します! <注意⚠️>登山には様々な危険が伴うので、必ず登山のための適切な準備をしてください。難易度の高い山は命の危険を伴うので十分に注意してください。 魂の谷の景色 という方、まずは写真を「Valle de Las Animas 魂の谷」の絶景をご覧ください! この投稿をInstagramで見る Tsubakurame…
  • 2023年9月10日
    Hola ! 🇲🇽 メキシコ出身の友人に大歓迎されたエピソードを前回の記事でご紹介しました。 今回は、「Episodio 2」です。メキシコシティでの旅の嬉しいエピソードの続きをご紹介します。 友達の友達の従兄弟と、一緒にスポーツ観戦! メキシコ人に愛される格闘技「ルチャリブレ Lucha Libre」の観戦のお誘い メキシコ人に愛される格闘技「ルチャリブレ Lucha Libre」の観戦のお誘いメッセージを、友達の友達の弟にもらいました。 実は、「ルチャリブレ Lucha Libre」を私たちは全然知らなかったし、私は、格闘技は見ているだけで痛々しいので苦手なのですが、彼曰く、メキシコで大人気のスポーツだそうで、折角メキシコシティにいるんだから見たほうが良いとのこと。というわけで、すぐに一緒に行く約束をしました。ちなみに、「友達の友達の弟」からメッセージをもらって、一緒に出かける約束をするって、日本人の間では絶対起こり得ないと思うのは私だけでしょうか。笑もちろんそんなシーンがあったら、嬉しいですけれど。笑メキシコでは、滞在2日目にしてそんなシーンが発生しました。 友達の友達の従兄弟と合流! 当日、ズンと私は、友達の友達の親友(空港に迎えに来てくれた兄さん)と合流し、Arena Mexicoに向かいました。 <メモ>ここまでくると、「登場人物の関係が分からない!!」となっていると思うので、ちょっと整理。私たち…
  • 2023年8月27日
    Hola ! 🇲🇽 日本の外国人観光客に対して、「お・も・て・な・し、おもてなし!」なんて、日本人のホスピタリティが話題になることがあると思います。が!しかし!メキシコ人の大歓迎パワーは圧倒的です!! 今回はメキシコ出身の友人たちが大歓迎してくれたエピソードをご紹介します。 大歓迎されすぎて、圧倒される まだ会っていないけど「迎えに行くよ!」 メキシコシティに着く数日前、私の親友が「メキシコシティに友達がいるよ!」と言って紹介してくれました。私はまだ会ったことがない、新しいメキシコ人の友達は、早速Whatsappで連絡をくれました。 <メモ>Whatsappとは、日本のLINEのようなメッセンジャーアプリ。LINEよりもユーザーが多く、世界でより広く使われています。メキシコでも主流のアプリのようです。 いきなりの寛大な提案に、ズンも私も面食らいます。まだ会ってもないのに、本当にお言葉に甘えていいのでしょうか... 遠慮は要らない?紹介してくれた親友の偉大なパワーを感じました。笑(本当にありがとう) 空港での弾ける笑顔「ようこそ!!」 そして本当に彼は、彼の親友と一緒に空港まで迎えに来てくれました。 弾けるような笑顔でそう話す彼らと、「はじめまして」の自己紹介をお互いにしてから、彼の車に乗り込みます。車で移動し始めると矢継ぎ早にメキシコの紹介をし始めてくれました。頼んでもいないのに観光ガイド!ものすごい嬉しそうに、色んなことを語ってくれます。 と、こっちが思うくらいの大歓迎。完全に圧倒されてしまっています。笑 タコス屋さんへ!「地元民に愛されるタコスを食べて!」 そして、彼らがおすすめの地元のタコス屋さんに着きました。観光地にあるタコス屋さんより、地元民に愛されるタコス屋さんで食べるほうがいいでしょ〜!と楽しげに語りながら入店。すると、彼の弟が待っていたではありませんか!!また、「はじめまして」と挨拶を交わし、弟さんも色々話を聞かせてくれました。日本に旅行に来たことがある彼らは、日本で観光した場所や面白かったこと、驚いたこと、覚えている日本語、自分の趣味、日本風のタトゥー、などなど... 楽しくて明るいメキシコ出身の3人に囲まれながら、ガヤガヤと地元の人で賑わうタコス屋さんで、今までの人生で食べたタコスの中で一番美味しいタコスをいただきました。そして、彼らは会計の時に払わせてくれなくて、ご馳走してくれました。汗 話が盛り上がっちゃって、出てきたタコスが美味しすぎて、 なんとこの時の写真がこれしかない。笑…
  • 2023年8月24日
    Hi ! 円安が叫ばれている今日。日本で働いて稼いだお金で旅をしている私たちにとっては、円安はとっても耳が痛い話です😔日本人の給与が上がらないと問題視されると同時に、日本も物価高が話題になっていますが、ハワイの物価と比較すると、日本の物価はかなり安いです。涙今回の記事では、私がランダムに撮影したハワイの物価を一部ご紹介したいと思います。 <為替レート>当該記事の為替レートは、2023年8月18日現在のレートを利用して計算しています。1ドル:145.42円最新のレートはこちら 第1弾:食べ物 卵の価格が大変なことになっています...12個で1118円です。もはや高級食材?涙 日本の平均給与を受け取っていた場合、ハワイで暮らすのは難しそうです。(悲) 第2弾:飲み物 飲み物の中で一番衝撃だったのは、水のボトル。1本300円越えです。陳列されていた水の中で一番安いものが300円以上。私はホテルのウォーターサーバーを活用していました。 終わりに 日本人に大人気の観光地であるハワイですが、円安と物価高で気軽に行ける旅行先では無くなってしまったようです。ワイキキビーチで日本語を聞くことは2回ほどありましたが、その他は全く聞こえませんでした。一方で、ちょうどバカンス期間と重なるためか、フランス語は沢山聞こえました。実際に、ハワイでジュエリー店を開いてるイタリア人女性と知り合いましたが、「昔と比べて日本人の観光客が減ってしまった」と言っていました。「コロナが明けたので戻ってくるといいんだけど」と言っていましたが、円安が続く限り難しいのではないかと思いますがどうでしょうか...。 それでは、また🌺
  • 2023年8月19日
    こんにちは!ホームページを覗きに来てくださってありがとうございます。今回は、ズンが制作したビデオのご紹介です。 スカイピクセル7周年記念コンテストにて、第3位を受賞しました! SkyPixel 7th AnniversaryAerial Photo & Video Contest 2022年3月22日に受賞の発表がありました。 ITエンジニアをしながら、写真・動画作成の基礎から応用まで独学で学んでいたズン。休みの度に北海道へ赴き、自然を相手に撮影を重ね、撮り集めた映像を1ヶ月以上の時間をかけて作り上げた作品です。 ◆ メモスカイピクセル7周年記念コンテストとは、世界最大手のドローンメーカーであるDJIが運営している世界最大規模の空撮写真・映像コミュニティーが統括する国際空撮写真&ビデオのコンテストです。<単語帳>・DJI:世界最大手のドローンメーカー・スカイピクセル:DJIが運営する世界最大規模の空撮写真・映像コミュニティーサイト 自然部門 受賞作品 早速、ご覧ください! 制作の背景 僕は7年間日本に住んでいますが、ただ一回しか映画館に行った事がありません。 そこで見たのが「もののけ姫」でした。初めてのGhibliのアニメでした。 本当に感動して、このような傑作が20年前に作られていたなんて信じられないほどびっくりしました。…
  • 2023年8月19日
    Hi ! 🥰 世界旅行をし始めて、15日が経ちました。沢山の人と出会う中で、「感動的に優しい人」に何度も出会っています。 と、筆者が思った瞬間を、一挙ご紹介しようと思います。今回はアメリカ編です! 第1弾:運転席から飛び出して、ビニール袋を追いかける! 優しさエピソードの発生現場 オロマナスリーピークスハイクを登頂し、絶景を思う存分楽しんだ私たちは、ホテルに戻る前に「カメハメハハイウェイ」を走るバスの車窓から見えた綺麗な公園に寄って休憩することにしました。 その公園とはこちら!「クアロア・リージョナル・パーク Kualoa Regional Park」です。 平日だったのですが、家族連れや老人夫婦などが少なくとも10組程いました。観光客は少なく、地元の人がのんびり過ごしているように見えました。陽が当たる場所にいると暑いですが、木陰に入れば暑さを感じず心地よく過ごせる気候でした。(2023年7月下旬頃) 優しさエピソード 私が、ビニール袋からサンダルを出して、海に入れるように登山靴からサンダルに履き替えていたその時!サンダルの重しが無くなったビニール袋が風に乗って飛び立ちます。上記の写真の椰子の木の葉が風に靡いていることから分かる通り、結構な風が吹いていました。サンダルに履き替えた私は急いでビニール袋を追いかけます。 一生懸命走って追いかけているのに、中々手が届かず(笑) 「ビニール袋」とは、本当にただのスーパーのビニール袋です。側から見れば、ただのゴミ袋が風に飛ばされているような情景です。 海辺の方から山の方へ飛ばされたビニール袋はついに駐車場まで到達。私はビニール袋を追いかけて、駐車場の方へ向かいます。ビニール袋は悠々と駐車場を超えて、反対側の芝生の方へ飛んでいきます。 ビニール袋はこの駐車場を超えて、反対側の芝生の方へ飛んでゆきました すると、駐車場出口に向かって走っていた車が突然停止します。運転手が車から出てきました!!ビニール袋を追いかけてくれています!道路の反対側に飛んでいったビニール袋を運転手がジャンプして、見事キャッチ!!さらには私の方に向かって小走りでビニール袋を持ってきてくれるではありませんか!! と、だけ言葉を交わして、彼はそそくさと車に戻り、公園の駐車場を出て行きました...優し過ぎませんか!!!私が運転手だったら、車を止めて、運転席を離れて、飛ばされている「ゴミ袋」を取ってあげるだろうか....きっと、「わー!風が強いから大変だー!がんばれー!」くらいで、眺めるだけに違いありません。…
  • 2023年8月19日
    Aloha ! 🌺 日本各地の山歩きが好きな私たちが、ハワイ旅の期間で訪れた「ハイキングスポット」をご紹介します! ⛰️クラウチングライオンハイクオロマナ スリーピークトレイル 今回は、「オロマナ スリーピークトレイル編」です。 それでは、観光雑誌ではなかなか登場しない、隠れハイキングスポットシリーズ第2弾をお楽しみください! <注意⚠️>登山には様々な危険が伴うので、必ず登山に必要な準備をしてください。難易度の高い山は命の危険を伴うので十分に注意してください。 オロマナ スリーピークストレイルからの景色 まずはオロマナ スリーピークストレイルからの景色をご覧ください! オロマナ スリーピークストレイルの場所 オロマナ スリーピークストレイルは、オアフ島の東部に位置しています。 1. オロマナ…