国際結婚で苦労すること/悩むこと

国際結婚で苦労すること/悩むこと

こんにちは!🌏 国際結婚をしている友人は、周りはいますか?日本政府の人口動態調査によると、国際結婚をする人は年々増えているようです。 幸せな国際結婚だったとしても、国際結婚ならではの苦労や悩みがあるようです。 【言語の悩み】義理の両親とは外国語を用いなければならない 国際結婚の場合、お互いの母国語は異なります。もちろん、義理の両親の母国語と自分の母国語は違う言語になります。 したがって、義理の両親とのコミュニケーションには、彼らの母国語、またはその他の共通言語を用いることになります。 【距離の悩み】どちらかの家族から必ず遠くに暮らすことになる 国際結婚の場合、絶対に避けられないのが「どちらかの家族から遠くに暮らすことになる」です。 海外に憧れて飛び出した若い時代は、家族からの距離が全く気にならなかったとしても、歳を重ねるにつれて、感じ方が変わることもあります。 現実的な問題として、「自分の両親が歳をとって手助けが必要になった時、そばにいてあげたい」という気持ちは、国際結婚の場合、夫婦のどちらかが諦めなければならないかもしれません。 【お笑いの悩み】相手の爆笑の理由が時々分からない 笑いのツボが文化によって異なるということをご存知ですか? ・夫が大爆笑してみていた動画を「私もみたい!」と思って覗いたが、何が面白いのか分からなかった・日本のお笑い番組を見せても笑わないので、笑いのポイントを解説してみたが、面白さが伝わらなかった 【教育の悩み】子どもの言語教育に悩む 国際結婚の悩みあるある、子どもの言語教育に関する悩みです。 子どもにとって、暮らしている地域の言語の習得は簡単です。反対に、生活で使っていない言語の習得は親の努力に依存してしまいます。それもあって、子どもの言語教育に頭を悩ませる国際結婚夫婦は多いんです。 実際に、フランスの日本語学校で働いていた時に、日仏家庭の子ども達の日本語学習の様子を間近にみることができました。 日本人同士のカップルにはないであろう、多言語教育の悩みがあるのですね! 【仕事の悩み】どちらかが職場での昇格が不利になりやすい 日本人男性と日本人女性では、日本人男性の方が昇格しやすい環境が、今尚あります。ヨーロッパの国々では、白人男性の方が、有色人種男性より昇格しやすい環境が、今尚あります。 残念ながら、上記のような性差別・人種差別が存在する2024年現在、外国籍の場合、企業での昇格が不利になることがあります。 ローカルの昇格を優先するため、外国人の昇格が適切に行われないケースです。したがって、国際結婚においては、どちらかが現地人と対等に扱われずに苦労してしまうことがあります。 最後に 国際結婚で苦労すること・悩むこと、と題して、5つの悩みをご紹介しました。 実は、筆者自身も国際結婚をした身ですが、結婚する前は国際結婚に怯えていました。笑国際結婚をすると大変なことを、パートナーと話し合って話し合って話し合って、結局結婚に至りました。 人生なんでもなるようになるので、心配しすぎることは不要ですが、国際結婚ならではの悩みが知りたい方のご参考になれば幸いです😙 それでは、また!🌏

【異文化理解】あなたの「当たり前」は、「当たり前」じゃない!異文化理解のはじめの一歩

【異文化理解】あなたの「当たり前」は、「当たり前」じゃない!異文化理解のはじめの一歩

外国人の行動に、「え?」と驚いたことはありますか?自分が当たり前だと想っている事と、全く異なる行動をされて、戸惑ったり怒りを感じたりした事はありますか? 「当たり前」なことは、意外と「当たり前」じゃない 「普通は、こうするものだ」と、あなたが考えていることは、本当に「普通」のことでしょうか。 異文化に触れるという事は、時に小さい頃から教育されてきた事が覆されるような体験をすること。受け入れられる事もあれば、受け入れ難い事もあると思います。 ただ、相手の異文化を拒否するのではなくて、自分が信じている「当たり前」が、案外「当たり前」でない可能性もあることを知っておきたいものです。それが異文化理解のはじめの一歩として、重要だと考えます。 日本と他国の「常識」の違い 日本でいわゆる常識とされていることを見てみましょう。 あなたも「普通だな」「当たり前だな」と思うかどうか、チェックしてみてください😀 日本で「当たり前」とされていることの例 生活編 仕事編 交通編 食事編 上記の項目のなかで、いくつ「普通のことだ」「常識だ」と感じたでしょうか。 実は、これはどれも国によっては当たり前ではありません。上記の例に沿って、他の国では異なる「当たり前」を少し覗いてみましょう。 日本と異なることが「当たり前」とされる例 生活編 仕事編 交通編 食事編 登場した国旗メモ 🇲🇽 メキシコ🇨🇳 中国🇫🇷 フランス🇦🇺 オーストラリア🇻🇳 ベトナム🇮🇹 イタリア🇮🇳 インド🇩🇪 ドイツ🇹🇼 台湾 どちらの国の文化が正しいのか、というのは全く意味のない議論です。簡単にどちらが良い・悪いと決められる事ではないからです。国や地域が異なれば、文化が異なるのは当たり前の事。 違いを見つけた時に自分の価値観でジャッジするのではなく、相手の文化や風習に興味を持ち、違いの背景を知ろうとすることが大切です。 最後に 「郷に入れば郷に従え」と言う言葉があるように、他所の土地や環境に入ったときは、自分の習慣を突き通すのではなく、その場所の習慣やしきたりに従うのが吉。 それは、日本人が海外を旅行するときもそうですし、逆に外国人が日本を訪れる時にも言えること。自分が嫌だと思ったら、我慢せずに「自分はこう感じた」ということを、相手に丁寧に伝えることも大切です。 筆者のひとことメモ 特に、不快感と直接結びついている事象は、簡単に認識を変えられないと痛感しています。 ラーメンを「ずずず」と啜る音が、気持ち悪くて耐えられない日本在住10年のドイツ人の話を聞いた事があります。一度、「啜る音は、気持ち悪い」とインプットされると、それがどうも拭えないようなのです。日本で10年暮らしていて、麺は啜る文化があると理解していても、不快感を感じる自分を変えることはできないのです。 同じく、筆者は、「くちゃくちゃ」と音を立てて食べる地域の人と一緒に食事をするのはどうしても苦しいです「咀嚼音は、気持ち悪い」とインプットされてしまっているため、異文化と理解していても気持ち悪く感じてしまいます。 このように、全ての異文化が自分に合うわけではありませんし、合わせなければならないというわけでもありません。 自分の文化の価値観が全世界に通用するわけではない、ということを頭の片隅に置いておくだけでも、異文化理解の大きな一歩だと考えます。 それでは、また!

【国際結婚】ベトナム人と結婚する前に知っておきたい5つの価値観

【国際結婚】ベトナム人と結婚する前に知っておきたい5つの価値観

こんにちは!🇯🇵🇻🇳 ベトナム人とお付き合いして10年目、結婚して3年目の筆者から、「ベトナム人と結婚する前に知っておきたい5つの価値観」と題して、ベトナム人をより良く理解するためのポイントをご紹介したいと思います。 その1 家族を大切にする 「ベトナム人と結婚する前に知っておきたい価値観その1」は、家族を大切にする、ということ。 日本人が家族を大切にしないという訳ではないのですが、日本人の家族の繋がりよりも、ベトナム人の家族の繋がりの方がより強い印象です。 自分のことを産み育ててくれた両親よりも大切な存在は無いという前提です。家族に何かあった時には、自分にできる範囲で協力するのは当たり前と考えています。 そして、それは結婚したパートナーの両親(義理の両親)も同じこと。自分の両親とパートナーの両親を、それぞれ大切にしたいと心から思ってくれます。 日本人男性が家族の面倒の一切を日本人女性に任せて、自分は仕事に集中して夜まで帰らない…なんて、イメージを聞いた事がありませんか? ベトナムでは、明確に仕事よりも家族が優先です。仕事のために、家族を放置するなんてことは、あり得ません。仕事は、家族との幸せな暮らしのためにするもの、という考え方です。 その2 ご先祖を大切にする 「ベトナム人と結婚する前に知っておきたい価値観その2」は、ご先祖を大切にする、ということ。 日本人同士の結婚ではあまり話題にならない『宗教』ですが、国際結婚の時は相手の宗教観を知ることはとても大切だと考えます。 「価値観その1 家族を大切にする」と繋がりますが、ベトナム人はご先祖を大切にします。 ベトナム人の実家には、必ずと言っていいほど立派な祭壇があります。祭壇には先祖の写真を飾り、 毎月1日と15日には、お花や果物などをお供えするのが一般的です。自分の祖父母または両親が亡くなった後も、定期的に彼らを想い、手を合わせます。 その3 ベトナムという国・文化を誇りに思っている 「ベトナム人と結婚する前に知っておきたい価値観その3」は、ベトナムという国を誇りに思っている、ということ。 日本人の貴方は、「日本が好きだ!」という気持ちをどれくらい持っているでしょうか?「まぁ、普通かな?」なんて回答が多数を占めそうです。 一方で、ベトナム人は、ほぼ全てのベトナム人がベトナムという国を誇りに思い、且つベトナムが大好きです。 特にサッカーで盛り上がるナショナリズムは、圧巻です! 日本では、学校教育の場で「国家を歌わない教師」が問題になっていましたが、ベトナムでそんなことはあり得ません。そもそも、ベトナムを誇りに思わない教師が存在しません。 そして、忘れてはならないのが、ベトナム料理!彼らは、本当に「ベトナム料理が世界で一番美味しい」と心から信じています。笑 その4 臨機応変かつ柔軟に対応する 「ベトナム人と結婚する前に知っておきたい価値観その4」は、臨機応変かつ柔軟に対応する、ということ。 具体例で言うと、友達との約束の仕方に顕著に現れます。 日本人の筆者が一番驚いたのは、とある夏の金曜日の夜に とのズンの声がけに対して、5人のベトナム人の友人が参加することになった!という話。 その他にも、「今、家の近くに来たんだけど寄っていい?」という話が、ベトナムでは多発します。日本ではなかなか起こらない臨機応変&柔軟な対応です。 その5 お金をプレゼントすることに抵抗がない 「ベトナム人と結婚する前に知っておきたい価値観その5」は、お金をプレゼントすることに抵抗がない、ということ。 日本人でお金をプレゼントするのは、お年玉と結婚式のご祝儀…くらいでしょうか。ベトナム人はそれ以外にも、誕生日プレゼントにお金を渡したり、なんてことがあります。 そして、この「お金のプレゼント」は、両親にもします。自分が立派に成長し、社会人としてしっかり仕事をしている、と親を安心させるための手段なんだそう。 これは、ベトナム全体の習慣です。というのも「お母さんにお金を持って帰って」というタイトルの曲がベトナムで大ヒットしています。 結婚した相手のパートナーが、親への感謝の気持ちを込めて少しばかりのお金を送るというのは、よくあることだと思うので、知っておくと良いです。 最後に  「【国際結婚】ベトナム人と結婚する前に知っておきたい5つの価値観」と題して、5つの価値観をご紹介しました。 ベトナム人の友人がいる方、ベトナム人とお付き合いしている方、将来一緒に過ごす時間が長いだろうと思う方などなど、ぜひベトナムの文化や考え方を知り、お互いの理解を深めてくださいね! それでは、また!🇯🇵🇻🇳

【異文化理解】 旧正月って英語で何と呼ぶ? 誰も傷つけない太陰暦正月を祝う言葉

【異文化理解】 旧正月って英語で何と呼ぶ? 誰も傷つけない太陰暦正月を祝う言葉

こんにちは! 今回は、「旧正月」を英語でなんと呼ぶか?という論争についてご紹介します。 太陰暦の正月をお祝いする国 まず、太陰暦の正月をお祝いする国を知りましょう。 緯度の高い順に記載してみます! 日本以外の東・東南アジアの沢山の国が、お祝いしていることが分かります。 太陰暦の正月のお祝いの言葉 英語 それでは、早速、太陰暦の正月をお祝いする気持ちを英語で伝えてみましょう。 結論からお伝えします。 太陰暦の正月をお祝いする言葉は、英語で  Happy Lunar New Year !! です。 ケンブリッジ・ディクショナリーで、「Lunar New Year」は以下のように定義されています。 Lunar New Year the beginning of the year according to the calendars of China, Vietnam, Korea, and some other East Asian countries, when there are celebrations for several days お祝いの言葉を英語で伝える時は、「Happy Lunar New Year」と伝えましょう! 太陰暦の正月のお祝いの言葉 英語版に関する論争【問題点】 それでは、論争となっている論点を一緒に見てみましょう。 「中国の正月(Chinese New Year )と言わないで!」論争 「中国の正月」と言わない派 「Happy lunar new year !」ではなく、別の言い方があります。それは、 Happy Chinese New Year !!…