【フィリピン】コロンに行くなら絶対寄りたい!マキニット温泉♨︎
2024年2月14日Magandang araw!こんにちは!🇵🇭今回は、フィリピンのコロンに行くなら絶対寄りたい『マキニット温泉』をご紹介します。コロン中心街からのアクセスも簡単ですし、何より海を眺めながら楽しめる絶景露天風呂です! マキニット温泉の地図 マキニット温泉は、コロン中心街の東側に位置する温泉です。 コロン中心街を歩いていると、「温泉に行きませんか〜!」と声をかけてくれるトライシクルのお兄さん達もいます。コロンの街の人に聞くとオススメされるスポットの一つです。 マキニット温泉への行き方 行き方は簡単!トライシクルの運転士さんにお願いして、連れて行ってもらうだけです。距離は、コロン港から片道10分程です。 📢 お知らせ日本の温泉とは異なり、フィリピンの温泉は男女混合です。イメージとしては、プールのようなイメージです。水着を着た状態でお湯に浸かります。☝️水着を着用した状態で、温泉に向かうのがオススメです! マキニット温泉の基本情報 入場料 300 peso / 約800円会場時間 08:00-19:00持ち物 水着、タオル、お水 (水は売店でも売っていますが、日本の温泉のような無料ウォータークーラーはありません) 為替メモ2024年1月現在のフィリピンペソの価格は以下の通りです。1 peso : 2,68円 マキニット温泉の様子…【ボリビア】素朴で小さな村に貢献したのか、強かなビジネスマンを稼がせただけなのか
2024年2月9日ボリビアのアンデス山脈に囲まれた小さな村を訪れました。南米の最貧国と言われる国、ボリビアで、ホームステイ式のビジネスを営む家族に出会いました。小さな村で、首都ラパスよりも数倍高い滞在費とタクシー代を支払いました。小さな村を応援したい気持ちと、ぼったくり価格を不満に思う筆者の気持ちを書き残しているのが当該記事です。素朴で小さな村に貢献したのか、強かなビジネスマンを稼がせただけなのか...? ボリビアで感じなかった「最貧国」:円安と物価高 ボリビア - 南米の最貧国 ボリビアは、時に「南米の最貧国」と呼ばれることがあります。 ボリビアは錫や天然ガス等の天然資源に恵まれながら、同国の歴史を通じて富の不平等な分配が続いた結果、南米の最貧国となっている。多民族・複合文化の国であることに加え、高山地域、渓谷地域及び熱帯低地からなる複雑な地形及び内陸国であることが国の発展において大きな阻害要因となっている。 ボリビア - ラパスの価格帯 しかしながら、街中の価格も「最安」なのかというと、そうでもありません。 例えばサイゼリヤや日高屋などの日本の最安値レストランの方が、安い場合があります。私たちが訪れたボリビアのレストランの内のいくつかをご紹介します。 ボリビアで感じた「ぼったくり」 「観光客はお金を持っている」と思っている人が沢山います。「外国人だから、高めに請求していいだろう」と考えている人が沢山います。世界旅行をしていると良くあることです。ボリビアでは、何かを購入する時、全てが価格の確認と交渉からスタートするイメージでした。特にバスのチケットの価格は、現地の人が買うときの価格と大幅に異なる場合が多々ありました。(もちろん価格に納得した場合や看板に正規の値段が記載されている場合などは、価格交渉は不要です。)さらに、私が出会ったボリビア人のほとんどが英語を話すことができませんでした。なので毎回スペイン語で値下げ交渉をしなければなりません。ご飯を食べるのさえ疲れてくる、まさに「ぼったくり疲れ」です。 ◾️「ぼったくり疲れ」とは?何に対しても高めの価格を言われ、常にぼったくりの対象にされることまた買い物の度に値段交渉することに疲れてしまう現象です。(筆者の造語です笑) 本当は、南米の最貧国と言われるボリビアに寄付をするつもりで、高めの価格を払っても良いのかもしれません。ただ、私たちの全く財布が痛まないと言うわけでもないので、毎回ぼったくりにお付き合いするわけにもいきません。 正直、ボリビア旅に疲れてしまった私たち。そんな中見つけたのが、アンデス山脈のとある家族のお宅にお邪魔するホームステイサービスでした。 アンデス山脈の小さな村で暮らしている家族のお家を訪ねました。お家と言っても、観光客が宿泊できるように設立された宿です。 ズンがFacebookで情報を発見して、オーナーのアンドレに連絡するところから始まりました。アンドレは英語ができないので、フランス語で話しました。 小さな村での暮らし…【フィリピン】2GOフェリーってどんな感じ? – マニラ&コロン間のフェリー移動
2024年1月28日フィリピンのマニラから、離島のコロンまで!🏝️実際に私たちが使用した交通手段とその様子をご紹介します🚢 フェリーの会社 今回私たちが利用したフェリー会社は「2GO」です。 2GOのフェリーは、以下の港から出港しています。(2024年1月現在) Bacolod City Batangas Butan City Cebu City Cagayan City Dumaguete City Dipolog City Iloilo City Manila…【ボリビア】アンデス山脈の小さな村での穏やかな暮らし
2024年1月26日アンデス山脈の奥の小さな村 ボリビアのアンデス山脈の奥にある小さな村に2日間滞在しました。その村の名前は、「Tuni チュニ」 この小さな村の家では、携帯電話は圏外です。テレビもありません。もちろん、Wi-Fiもありません。電気が使えるのも夜19時から21時の間だけ。そこにあるのは、ゆったりと変わりゆく天気と、のんびりと歩くアルパカと一緒に暮らす家族の生活と笑い声だけ。そんな静かで穏やかな村で暮らす、家族のお家にお邪魔させていただきました。 滞在先付近の地図 アンデス山脈に囲まれた村。富士山の標高を軽々と超えた沢山の山に囲まれています。周辺の代表的な山は以下の通り。 Condoriri コンドリリ 5,762 m Huayna Potosí ワイナポトシ 6,088m 首都ラパスからのアクセスイメージ 首都のラパスから、車で1時間半程の場所に位置しています。 <注意⚠️>実は、私たちの滞在期間は100%心地良いものではありませんでした。従って、大変残念ですが、同じ体験をすることをお勧めできません。理由は別記事にて記載予定です。 アンデス山脈の奥の小さな村で暮らす家族 私たちを迎え入れてくれたのは、アンドレさん一家です。Facebookの「ボリビアバックパッカー」のページから情報を探し出し、ボリビア人の家族のお家にお邪魔できると聞いて連絡したのがきっかけでした。アイマラ族の一家です。 ◾️ 参考メモアイマラ族とは、ペルーとボリビア国境のチチカカ湖周辺を中心に,高度 3500m以上の高原地帯アルティプラノに住む先住民。 アンドレはアイマラ語・スペイン語・フランス語が話せます。私たちは、アイマラ語は全く話せず、スペイン語もカタコトだったので、フランス語でコミュニケーションを取りました。アンドレは、家族5人で暮らしています。妻と、息子、息子の妻、そして孫。元々、アンデス山脈の登山ガイドをしていた方で、クライアントにフランス人が多かったことからフランス語を勉強して話せるようになったそう。彼のフランス語のアクセントが、私の大学時代のベトナム出身の女の子のアクセントにそっくりで、学生時代を思い出してしんみりしていたのは、ここだけの話。…【ブラジル】カシューナッツには毒がある!1果実1ナッツなのに大量に売られているワケ
2024年1月18日日本でもよく見かける「カシューナッツ」さて、あなたは「カシューナッツ」の実を見たことがありますか?「カシューナッツ」に毒があるって知っていましたか?身近な食材なのに全く正体が知られていない「カシューナッツ」について、 ブラジル出身の友人が教えてくれえた秘密をご紹介したいと思います! カシューナッツ 日本のスーパーに必ずあると言っても過言でない、カシューナッツ。食べたことが無い人はいないのではないでしょうか? 一方で、カシューナッツの実を見たことがある方は少ないかもしれません。日本では栽培されていないカシューナッツの実、その名も「カシューアップル」をご紹介したいと思います。 カシューアップル こちらがカシューナッツの実です!原産は南米ブラジルで、世界に広まったのは16世紀頃。ポルトガル人がブラジルを植民地化した頃に世界に広めたそう。 上についているベージュの部分にナッツが入っています。こんな大きな実に対して、こんな小さいナッツがついているとは驚きです。そして、ベージュの部分には、毒があります。生のまま食べることはできません。 半分にカットすると、こんな感じです。実の部分はそのまま食べることができます。果実は、スポンジ質で、噛むと「じゅわー」と果汁が出てきます。甘味もあるけれど苦味もある独特な味でした。(残念ながら筆者はひとくち食べて、あとは遠慮しました...笑 ごめんなさい。) カシューナッツを作るプロセス そんな思いでYoutubeを覗いてみたら、以下のようなドキュメンタリー動画が出てきました。カシューナッツが日本のスーパーに並んでいるのは、この動画に登場する女性がしているような過酷な労働の上に成り立っているのだと想像しています。 小さなナッツが大量に並んでいることにも、社会の「毒」を感じます...カシューナッツの他にも、貧しい地域の人々を利用して、裕福な地域に届けている食品や製品などが沢山ありそうです。それにしても、ナッツを取られた実の部分は、その後どうなっちゃうんだろう.... それでは、また。🇧🇷【チリ】 湖を見るだけのはずが「ここどこ?!」予想外の大冒険に!
2023年12月29日Hola ! 🇨🇱チームつばくらめは、世界一周をする際、大抵の場合は事前に調査し、・交通手段・費用などの情報を知った上で行動することが多いです。ただ、チリの首都サンティアゴからアンデス山脈方面へ湖を見に出かけた時は例外で、事前情報がほぼない状態で飛び込み、さらに予想外の事態が発生し過ぎて、思いがけず大冒険になりました。笑その時の話をシェアしたいと思います。 私たちの目的地だった場所:Cajón del Maipo カホン・デル・マイポ 私たちが目指していた場所は、サンティアゴからアクセスできるというこの湖!Cajón del Maipo カホンデルマイポです。🇨🇱壮大なアンデス山脈の一部で、自然の美しさとアウトドアアクティビティが豊富に楽しめる場所として知られています。 サンティアゴから車で2時間ほど、標高3,000mに位置する美しい貯水湖、カホン・デル・マイポ。サンティアゴ発のツアーが沢山ある有名ハイキングスポットです。人気の場所だからこそ、「大丈夫だろう」と思っていたら...3つの事件が発生しました笑 事件1)公共交通機関が無い! ツアーに参加せず、自分達のペースでハイキングしたい!と思い、自力で向かうことに。湖から近くの村サンホセ・デ・マイポ (San José de Maipo) まで、辿り着きましたが、その先の公共交通手段が全く無い事が判明!涙地元の人向けの相乗りバス(collectivo)に乗れるかと思ったらそれも無い。徒歩の場合は12時間もかかる。人気の観光スポットだから行けると思ったけど、浅はかでした、困った… サンティアゴからサンホセ・デ・マイポまで…【チリ】 サンティアゴからツアーで散策!Cajón del Maipo マイポ川の峡谷
2023年12月29日Hola ! 🇨🇱チリの首都サンティアゴから気軽にアクセスできる絶景「Cajón del Maipo カホンデルマイポ」への行き方・景色を含めてご紹介します! Cajón del Maipo カホン・デル・マイポの景色 Cajón del Maipo カホンデルマイポは、壮大なアンデス山脈の一部で、自然の美しさとアウトドアアクティビティが豊富に楽しめる場所として知られています。私たちが訪れた際は、天気に恵まれたハイキング日和でした! Cajón del Maipo カホン・デル・マイポとは スペイン語の正式名称「Cajón del…【ブラジル】今日も燃え続けているアマゾンの森林 – 無関心による破壊
2023年11月9日「今、アマゾンの森が燃えている」と聞いて、あなたは驚きますか?いままでの人生の中で、森林破壊の問題について、どこかで耳にしたことがあるはずです。アマゾンの森に火を放ち、そこで農業をする「焼畑農業」と、それが国際社会で問題として取り上げられたということを。 そうなんです。なんとアマゾンの森は、今日も燃え続けています。(2023年11月現在)今回は、私たちがアマゾン川流域に滞在した際に、現地の人から聞いた話に基づいて「アマゾンの森林破壊」についてご紹介します。 アマゾンの土地は痩せている 燃えている話の前に、まずはアマゾン川流域の土地について、お話したいと思います。アマゾンといえば、広大な森林と雄大な河をイメージするかと思います。そして、鬱蒼と茂る緑から、アマゾンの土地が栄養価が高い肥えた土地だと思うことでしょう。アマゾン地域を畑にしたら、放っておいても草木がどんどん成長しそうですよね?残念ながら、アマゾンの土壌に栄養価は殆ど無いんです。 理由は簡単。「植物が全て吸収している状態」からです。アマゾンの森林では、・木々から葉が落ちる、老木が倒れる・葉や木が腐って栄養となる・栄養を使って木が育つという循環を繰り返し続けています。その循環の中にある「栄養」がどこに留まっているかというと、土ではなく、植物になのです。 「アマゾンを燃やして農業をする」と、さぞかし良い農作物が簡単にできるようなイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし残念ながら、焼畑農業をした土地を継続利用することは難しく、大量の肥料を購入して利用し続けないことには、農作物が育たない環境なのです。 アマゾンの森を通る道路から枯れてゆく アマゾンの土地が痩せているため、栄養循環の鍵が「葉や木が腐る」ということは、想像いただけたと思います。そして「葉や木が腐る」ためには、湿度が必要です。実際に、アマゾンの森林の中は湿度が高く、菌類も繁殖しやすい状態だそうです。 一方で、人間の生活範囲を広げるために道路などを建設すると、道路と隣接する部分が外気に触れて、湿度が一気に低下します。道路に面している部分の森林は、乾燥して「葉や木が腐る」スピードが遅くなってしまいます。 <おまけ>ちなみに、2023年11月9日現在、アマゾン近郊のマナウスでは "酷暑警報"が発令されています。道路が焼けるような暑さになる事で、森林が保っていた水分がどんどん蒸発してしまいます。私たちがマナウスに滞在していた期間、アマゾン川の水量が日々減少しているのを目の当たりにしました。 今、アマゾンの森が燃えている 今、本当にアマゾンの森は燃えています。(2023年11月現在)日々、燃えている/燃やされている状態です。マナウス在住の友人によると、私たちがアマゾン近郊の街 Manaus マナウスに到着した1週間前は、アマゾンが燃えている煙で街の空気が霞んでいたそうです。どのような理由で燃えているのか、2パターンに分けて見てみましょう。 理由1:自然に発生する森林火災 森林火災というキーワードを近年よく耳にするようになりました。2023年8月にハワイのマウイ島で森林火災があった事は、日本でもニュースになっていたと思います。アマゾンの森林でも、森林火災は発生しています。本来であれば、高湿度を保っている森林ですから、森林火災が大規模になることは稀でした。ただ、前述した通り、道路などを多数建設したことが原因で湿度が下がってしまった部分は、大規模火災に発展してしまうようです。 理由2:人工的に発生させる森林火災 人工的に発生させる森林火災、それは「焼畑農業」です。森林を燃やして土地を開拓し、そこで農業を営む。ただし、問題があります。皆さん既にご存知の通り、「アマゾンの土地は痩せている」という事です。継続してその土地を使い続けて農作物を育てて利益を得るためには、大量の肥料を仕入れる必要があります。とある店舗の所有者が「利益を二倍にしたい、何か方法は無いか。」と言った時、「簡単です。店舗をもうひとつ増やせば良い」と、答えた... なんて珍回答を聞いた事がありますか。(ありませんか。笑)そんな要領で、アマゾンの別の土地が更に燃やされるという事態が、今現在発生しています。…【ペルー】マチュピチュへの行き方 完全版(最安ルート&快適ルート)
2023年11月8日Hola ! 🦙大人気の観光地「マチュピチュ」、ペルーに行く時には必ず立ち寄るポイントだと思います。一方で、アクセス方法は多岐に渡り、価格もルートによって全く異なり、はっきり言って情報収集が煩雑です。 2024年版マチュピチュへのアクセス情報完全版記事を目指して、必要な情報をまとめて共有したいと思います! という方は、「3. 独力散策コースの詳細」をご覧ください! <注意⚠️>記事の更新日時を確認の上、ご参考ください。当該記事が古くなり、現地の状況と齟齬が発生する可能性があります。 マチュピチュに行くために必ず通る3つの街 マチュピチュへのアクセスするために必ず経由する3つの街をご紹介します。 Cusco - クスコ インカ帝国の首都だった場所。「Cusco クスコ」ケチュア語で「へそ」を意味します。マチュピチュを目指す多くのツアー会社がクスコに点在しています。街を歩くと、キャッチのように「マチュピチュ行くかい?」と色んな人に声をかけられます。クスコで有名なスポットと言えば、インカ帝国の太陽神殿。当時は沢山の黄金で装飾されていましたが、スペイン人が植民地化した後、黄金は全て略奪され、神殿は破壊されました。現在は、その神殿跡の上に、キリスト教の教会が建っています。街の標高は3,400mで、高山病には要注意!日本から飛行機でアクセスする場合、まず首都のリマに到着し、その後クスコに向かうことになります。 Aguas Calientes - アグアスカリエンテス 街の名前はスペイン語で、「Aguas」は「水」、「Calientes」は「温かい」。つまり街の名前は「温水」!名前の通り、温泉があります。この村の初代村長は日本人の野内与吉でした。標高はCusco クスコよりも低く、2,000m程です。ここを拠点としてマチュピチュへ登り、マチュピチュ観光が終わったらまたこの街に降りてきます。…【ブラジル】“本当の”ブラジル人が差別を受ける人種差別問題
2023年11月7日あなたが日本人で、日本で暮らしているならば、自分自身が人種差別されることは勿論ないでしょう。一方で、ブラジル人がブラジルで暮らしていても、人種差別を受けることがあります。先祖代々ブラジルで生きてきた、歴史ある由緒正しい家系の「本当のブラジル人」だったとしても。 今回は、ブラジル出身の友人が語ってくれたブラジルの人種差別問題についてご紹介したいと思います。 ブラジルの人種構成 ブラジルは、様々な人種で構成されています。街中を歩いている時も様々な人種と出会うことができる、いわゆる「人種の坩堝」です。2010年の統計では、構成比率は以下のようになっています。 ブラジルにおける人種構成 先住民族 インディオ 0.4% アジア人 1.1% 黒人 7.6% 混血 43.1% 白人 47.7% ◾️メモブラジルの人口における先住民族の割合は0.4%とかなり少ないということを、覚えておいていただけると、この後の話が理解しやすいと思います。 ブラジルの奴隷と移民 先住民族以外の人種は、主に1500年代以降にブラジルに渡った移民です。現代社会でもなお、人種差別が色濃く残っている国は多々ありますが、ブラジルも例外ではありません。1500年以降に移民してきた白人の方が、「本当のブラジル人」とも言える先住民族の人たちよりも社会的立場が高いことが多いのです。先住民族だけでなく、黒人も同様に虐げられてきました。ポルトガルによる悪政により、世界で一番黒人奴隷を輸入していた国は、ブラジルだったことをご存知でしょうか。また、アメリカの奴隷解放宣言に続き、次々と南米各地で奴隷は解放されましたが、最も対応が遅かったのが、ブラジルだったのです。 300年以上続いた奴隷制度と白人至上主義の影響が、今なお残っているのが現在のブラジルです。 さて、実は日本からも、たくさんの人がブラジルに移り住んでいました。1908年の笹戸丸の集団移住を初めとして、沢山の客船が太平洋を行き来し、20万人を超える移民者を記録しました。…